
お礼状・送り状の書き方
お礼状・送り状
お歳暮を貰った場合には、早急にお礼の連絡を差し上げましょう。最近では親しい間柄の方には電話やメールでお礼を伝える方もいらっしゃいますが、やっぱり感謝の気持ちがしっかり伝わるのは手紙やハガキでお礼状を出す事ですね。また、贈る場合にも送りっぱなしでは相手に失礼です。書くときには、正式には筆や万年筆で書くのがマナーですが、近年ではボールペン等でもかまわないという傾向にあります。例文や文例を紹介しますので、しっかり書き方を覚えて、感謝の気持ちが伝わる送り状・お礼状を書きましょう!
お礼状の書き方の文例
まず、おおまかな形としてはまず季節や気候のことについて触れる。次に頂いた贈答品に対しての感謝の気持ちを書く。最後に相手の健康や体調のことに触れて末文を添える、という形が無難でしょう。また、決まった形式の文例だけにこだわることなく少し自分なりのアレンジを加えることで、例文をそのまま使うより感謝の気持ちが伝わる文章になるでしょう。
拝啓
寒冷の候、何かとご繁忙な日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、深く御礼申し上げます。
御恵贈の品、確かに拝受いたしました。日ごろは大変お世話になっておりますのに、このようなお心遣いをいただき、恐縮しております。
厳寒に向かいます折から、くれぐれもご自愛ください。
取り急ぎ、お礼かたがたご挨拶申し上げます。
敬具
このような文が一般的です。
この例文の他にも具体的に頂いた品に触れたり(お酒をいただいたら、「大好物で夫婦共々喜んでおります、など」)、「奥様にもよろしくお伝えください」の一文を添えたりするのも良いでしょう。できればこのようなテンプレートにこだわらず、自分なりの言葉も使うようにできると気持ちが伝わるでしょう。
送り状の書き方の文例
送り状もおおまかには季節や気候の事について触れることから始まり、贈る相手の健康や体調のことに触れて、日ごろお世話になったのでお歳暮の品を贈った旨を書き、末文を添えます。このようにお礼状と比べると、シンプルにさらっと書くのが無難でしょう。また、送り状には日付を書き添えると良いでしょう。日付を書き添えることにより、配送物が届かない場合にも相手に気付いてもらえます。
拝啓
寒冷の候、何かとご繁忙な日々をお過ごしのことと拝察申し上げます。
平素は格別のご高配を賜り、深く御礼申し上げます。
つきましては、日ごろの感謝の気持ちを込めたお歳暮のしるしに○○百貨店(デパート)から○○(商品名)を送らせて頂きました。
どうかご笑納ください。
厳寒に向かいます折から、くれぐれもご自愛ください。
敬具
このような書き方が一般的(あくまで例文のひとつです)ですね。お礼状もそうですが、贈る相手によって多少文面が変わりますが、大きな流れは変わりません。 こちらも、できればこのようなテンプレートにこだわらず、自分なりの言葉も使うようにできると気持ちが伝わるでしょう。

